ロバと2人の兄弟

ある2人の兄弟がいました。

今、ロバを引きながら家路に着いているところでした。

すると、向こうから来た人とすれ違う際に「もったいないことをしている」と言われます。そこで兄がロバの背に乗り、弟がロバを引いて帰っていきました。

するとまた別の人が「あの兄は年少者に対する慈しみの気持ちがない」と言います。今度は弟がロバの背に乗り、兄がロバを引いて帰っていきました。

するとまた別の人が「あの弟は年長者に対する敬いの気持ちがない」と言います。そこで2人でロバの背に乗って帰っていきました。

するとまた別の人が「あの兄弟は動物を大切にするという愛護の精神がない」と言います。そこで2人でロバを担いで帰っていきました。

この話は研修でよく使う小話の一つです。もともとはイソップ童話の「ロバと親子」が元になっているようですが、私が最初に知ったのはこちらのバージョンでした。

事例をお話しした後、私は受講生の方々にこう尋ねます。

「皆さんはこのように、人から言われたまま動いてロバを担ぐなんてしませんよね。率直にこの2人の兄弟に対してどう思いますか?」と。

すると多くの方から「人の言葉に言いなりになって最後はロバを担ぐなんて愚かだと思います」といった意見が返ってきます。

まさにその通りですよね。

しかし、

私たちも気づかぬうちにこうした行動を取ってしまうことがあります。

研修に参加しても、会社から行けと言われたから来た。

講師からこうしましょう、あゝしましょうと言われたからやる。

積極的に手を挙げて、自発的発言するように促されているからやっているだけ。

結局、ロバを担がされている状態なので、研修会場を出る時に「あ〜重たかったぁ」とロバを下ろして帰るだけ。

これでは何の研修にも、学びにもなりません。

あげく人からロバを担がされて、自分の大事な人生を過ごすことになってしまいます。

いかがでしょうか?こんな無駄はありませんよね。

さて、なんでだろう?

そこで改めて皆さんに質問します。「ではなぜ、このように人から言われたままに動いて、ロバを担いでしまったのでしょうか?」

皆さんはどんな考えが浮かびましたか?

「なぜ人から言われたままに動いてロバを担いでしまうのか」、

それは、「今自分が何のために、何をやっていて、何をしなければならないのか」という目的と手段方法をしっかり捉えて物事に取り組んでいなかったからではないでしょうか。

イソップ童話は教訓話の宝庫といわれていますが、この話は、「事に臨むにあたって、自ら目的や意義をしっかり定めて、自ら手段方法を決めてことに臨んでいくことが大切」という教訓を示しています。

このことは私たち管理者にとっても、とても大切なことです。

しかし、実際は…

何事に取り組むにおいても、目的設定と手段方法の決定、この2つを常に決めることは、なかなか難しいものです。

人間はこれまでの経験則による勘や、潜在意識的な反応で行動してしまう生き物でもあります。

それに流されるのも一興です。

でも仕事の世界で変化を生み出し、成長するためには、やはり意図をもって、決意をして事に臨むこと。そして振り返りをしっかりと行うことが、任務や責任を果たしていく上で大切なのではないでしょうか。

私も皆さんと共にこのことを大切にしながら、成長していきたいと思っています。

以上、ありがとうございました。

あなたのお役に立てば幸いです。

ここまでお読みいただき、感謝してます!

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 教育コンサルティング研究所 講師 須永 昌明

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